黒人初メジャーリーガーの映画を大学生が紹介します!

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42 世界を変えた男


今回は、私が始めてDVDを買った一本であるこの映画について話していけたらなという風に思っています。

2013年に公開されたこの映画は、今もなお人気のある洋画の一作です。主演は、マーベルの映画ブラックパンサーを演じていたチャドウィックボーズマンインディージョーンズで有名なハリソンフォードです。


あらすじ

1946年、ブルックリンドジャースのオーナーであるブランチ・リッキー(ハリソンフォード)は、米プロ野球界に蔓延した肌の色による差別に対して反旗を翻した。彼は黒人のジャッキー・ロビンソン(チャドウィックボーズマン)と契約し、チームに迎え入れた。これにより2人は一般大衆やマスコミ、さらにはチームメイトさえも敵に回してしまう。右からも左からも容赦ないバッシングを浴びながら、ロビンソンは不屈の精神で耐え抜き、グラウンドでの活躍によってファンやチームメイトの心を掴んでゆくーーー。
やがて非難の声も収まり、米プロ野球界を変えた彼はいつしか世界をも変えていたのだった。  ©2013 Legendary Pictures Funding, LCC

ここからネタバレを含みます。

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©2013 Legendary Pictures Funding, LCC


映画の舞台は戦後間もない1946年、ドジャースのオーナーであるリッキーは将来有望な黒人選手をメジャーリーグに出場させることを考える。そして、ジャッキーロビンソンという選手がいることを知る。彼は、若いうえに打率に定評があった。しかし、ロビンソンはトラブルメーカーであった。自分の気に食わないことがあればすぐに喧嘩をするほど気が短いことでも有名であった。そこでリッキーは契約を結ぶ際に、一つ条件を課した。

それは、「何があろうと決して反抗しない」ということであった。彼がもし、反抗すれば「黒人」が白人に反抗したと、彼個人だけでなく黒人すべてが悪く報道されることを恐れたからだ。ロビンソンは、それに対して”僕に背番号をくれれば、そうしよう”と約束し、ドジャースでプレーすることを誓う。

黒人差別が色濃く残る時代に、この契約に批判しないものはいるわけもなく、ドジャースのチームメンバーの複数人から「ロビンソンとはプレー出来ないという」旨の抗議署名が監督に出されるなど、内部からはもちろんマスコミなどからの批判は凄まじいものだった。しかし、不服に思ったチームメンバーは他球団へのトレードをオーナーにちらつかされ、やむを得ずチームに残ることに。

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©2013 Legendary Pictures Funding, LCC


ドジャースで着実に成績を残していったロビンソンであったが、何も起きないはずはなく時には試合の警備員に会場から追い出され、また時には打席に入っている時に何度も繰り返し罵声を浴びさせられた。それだけでなく、頭にデッドボールを浴びさせられたりすることもあった。しかし、ロビンソンは何があろうともリッキーとの約束を忘れず決して反抗しなかった。どれだけ批判されようとも、どんな仕打ちを受けようとも決して反抗せず成績を残すロビンソン姿は、初めはロビンソンとプレーする事が嫌だった選手たちはもちろん、白人の人たちの心をつかんでいった。

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©2013 Legendary Pictures Funding, LCC


ペナントレースも終盤に差し掛かり、あと一勝でワールドシリーズに出場できる試合が行われる。その試合の敵ピッチャーは、以前ロビンソンの頭にデッドボールを浴びせた投手であった。ロビンソンは、試合中その投手に「You don't belong here お前はここにいるべきじゃない」と罵声を浴びせられるもチームメンバーとも打ち解けたロビンソンにそんな言葉一切通じない。3ボールの次に来た玉をロビンソンは打ち見事ホームラン。そして、ドジャースワールドシリーズに出場した。


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いかがでしたでしょうか?この映画は、私の一番印象に残るそして一番好きな映画です。この映画で私は、何かを成し遂げるために諦めず取り組めばきっと報われるという事を学びました。ロビンソンの何も言われても決して反抗しないその不屈の精神は何とも言えないカッコよさがにじみ出ていて感動しました。今もなお、全球団で永久欠番となっている42番をいう背番号を背負っていた男をこの映画を見るまでは知りませんでした。この映画を通して、アメリカの黒人差別の歴史そして歴史の変化を同時に見れたと感じました。

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